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一床当たり病棟面積が18平方メートル以上の病棟が主流になりつつある。
1人18平方メートルは、都会の一般家庭よりゆったりした環境である。
しかも18平方メートルといっても厨一房は別である。
病室は4人1室あるいは2人部屋、個室になりつつある。
ところが精神科病室は、一般病院の病室と異なり、患者は昼間ほとんど病室にはいない。
否、病室になるべく閉じこもっていてはならないとしているのである。
デイルーム等に集まり、談笑し、食事し、レクリエーション療法や生活療法がなされている。
学校の教室等をイメージしていただければよい。
学校や幼稚園でインフルエンザが集団発生しやすいのと同じなのである。
学校であれば休校もできるが、病院では休院はそのようなことを強要することには無理がある。
また、インフルエンザ発病者を1室に集めることには別の困難さがある。
同室になる人達の精神症状等の問題もあるのである。
要するに精神科病院では隔離的発想のインフルエンザ蔓延防止方法は、言うは易く行い難い実情にある。
■予防接種の問題点精神科病院でも、入院患者の老齢化が進んでいる。
従来インフルエンザ予防接種についてはその有効性より副作用のみが強調され、老齢者への接種は祷踏せざるを得ない状況であった。
しかし最近、老齢者への接種の必要性が内外の文献で散見されるようになり、我々も方針を転換すべきであると思うようになっていた。
・インフルエンザ予防接種の有効性検討我々私的精神科病院の機能で、予防接種の有効性を学問的に検討することには根本的に無理がある。
杜撰なものであることは許容いただきたい。
私の病院では院内感染症防止対策委員会があり、平成10年5月に委員長が報告をしているので、その一部をこの報告書は病院の職員に対して実施した、平成9年末インフルエンザ予防接種に対する集計である。
・総勢342人にアンケートを依頼し、340人より回答を得た。
そのうち2人は無効回答で、この構成で、2338人の回答を有効とした。
22部署それぞれ2人から29人まで20人前後の部署が多く、次いで4、5人の部署が多かった。
・予防接種実施の是非平成10年8月、入院患者に対する予防接種の実施、入院患者に対する予防接種の是非、実行方法などを当院感染症防止対策委員会で検討した。
職員に対する予防接種で有意な有効性は証明できなかったが、なにぶんにも少数でかつ抗体価の測定をしたものでもなければ、ウイルス分離したものでもないので、これをもって予防接種無効という根拠にはならない。
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